2011-02-01

パーソナル活版印刷機

パーソナル活版機を購入しました。
商品名はレタープレスコンボキット。
11月9日に注文、11月11日に伝票きられて、配送期間は10日ほどだった。
2週間〜3週間と書かれていたが、中国から航空便で送られてきた。

値段はレタープレスコンボキット、169.99ドル+関税と輸送が92.07ドル。
合計262.06ドル。
昨年11月のレートで日本円にして、21.965円。
クレジットカード払い。
思ってたより送料が高い。
それと写真と届いた物の内容は違う。(違うと言う事はサイトに記載されていた。)
届いた物は、印刷機本体、印刷用の紙と版を挟み込む様になっているパーツ、断裁する際のボードとパーツ、黒のインク、小さいローラー、サンプルの紙、両面テープが付いているスポンジ(版のずれ防止)、型押しするサンプルが2個と円にカットするパーツが1つしか入っていなかった。(写真は沢山入っている。)

活版印刷なので版がいります。
僕は、東京の版屋さん株式会社 真映社さんにデータを送り樹脂版で版を作ってもらいました。
丁寧な対応で、すぐに送って頂いた。
行程はこんな感じ↓



版をプラスチックの板に張って、その上にインクを盛りプレスするという物。
A5サイズまたはハガキ2枚分の大きさまでは刷れそう。
プラスチックの板に紙を数枚挟み込むと圧が強めにかかりエンボス効果が得られる。紙の厚さによって挟み込む紙の量を変更しなければならない。一枚ずつ刷らないと、うまくいかない。(サイズによっては何枚か行けそうだが、実際は圧が均等にかからなくなり、うまくいかなかった。)
微妙なエンボス具合は薄い紙を挟み込む形で調整できる。

附属のインクは黒しかないのでいろんな色を刷りたい場合は購入する必要がある。
インクは版画用の油性インクを使用。メーカーはさくらが安かった。
色はインクを混ぜ合わせて作る。
版のデザインによっては、附属のローラーは小さくてインクをのせたい所、以外に付いてしまい、いちいち版を拭かないと紙によけいな部分が印刷されてしまう。
版画用の大きめのローラーがあるとかなり作業効率は高くなる。

印刷機というより遊具と言った方がいい代物だが、結構たのしい。
活版印刷機は高価だが、この程度の値段では気軽に楽しめると思う。

紙は柔らかめのコットン紙の方がエンボスがでやすい。
といっても今時インクジェットの紙ばかりでふわっとした紙を小ロットで手に入れるのは難しい。コースター用紙や水彩紙だとわりと手に入って活版には向いている。
2色までに制限する方がいい物が出来ると思う。

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もっと気軽に楽しみたい人は、ガリ版(スクリーン印刷)を試してみては?
輸入ではなく日本のメーカーが販売しています。