2011-05-28

パーソナル活版印刷機 2

年末に買ったパーソナル活版印刷機(レタープレスコンボキット)を使って新しい紙のサンプルを試し刷りしよう。
という事で、流用できそうなデザインをつくり、版を真映社さんにお願いしました。
真映社さんも同じ印刷機を買ったそうで、ブログに参考になる事を書かれています。
発注する際にアドバイスも頂きました。
エンボス用なら、樹脂版の1.5ミリ版、印字される部分は亜鉛版がきれいで、樹脂版の硬質の1ミリでも大丈夫だそうです。
この印刷機の癖みないなものをフォローするおまけも頂きました。(最初に圧がかかり過ぎるので均等に圧をかける為の挟む板)

早速届いた版を使って印刷してみます。
紙はうちに転がっていた四六判で110kgのものを使用。
版画用の油性インクを混ぜ合わせて色をつくります。へらがあると便利ですね。ローラーは油性版画用のものを使用。附属のものは回らなくなり、使い物になりません。

インクをつけます。綿棒で版の端を拭かなければならないかもしれません。

挟んで、

ころころ。圧をかけます。

上がり。

乾くのに1日はかかるでしょう。
あくまでも実験用&遊びなので、インクが多く盛られたり、かすれたりひとつとして同じものができませんが、ちょっとしたものにエンボスかけたり、カード作って送ったりするのにはいいですね。インクジェットで機械的に印刷するものよりは暖かみを感じてもらえそうです。
自由にいろんな紙を使って印刷できるのが利点で、絵ハガキとか再利用できたり嫁さんは楽しんでます。
ちなみに、トータル5〜600枚は刷っているとおもいますが、回す所のねじが緩んで取れました。 締め直しましたが、キーキーと音を立ててます。この回す所が、機械の構造的に弱い所ですね。