白川と立田山に挟まれた土地は貝塚が発見されたりしていて、かなり昔から人が住んでいたらしく、改めてぶらつくと興味深いところがあります。
例えば
武蔵塚(宮本武蔵の墓)
恩を受けた細川藩主の江戸参勤交代を草葉のかげで拝したいという武蔵の希望で鎧の立ち姿でここに埋葬されたそうです。子どものときは薄暗い公園で薄気味悪かった記憶がありますが、今は茶室なんかできたりして開けた明るい公園になっています。
熊本県熊本市龍田町弓削1232
弓削神宮
弓削道鏡が、失脚した後この地に訪れて、藤子姫という妖艶華麗な女性を見初めて夫婦となり、藤子姫の献身的なもてなしと交合よろしきをもって、大淫蕩で有名な道鏡法師がよき夫として安穏な日々を過ごしたという伝承に基づいている(正史では、道鏡は栃木で没している)。とあり、よくわかりませんが、一般的にタブーとされている物をメインに持ってくるある意味わかりやすい神社です。
中にも2本あります |
手洗い場 |
もちろん少なめな側で手を洗いましたが、口をゆすぐ気にならなかったのは、僕の修行不足なところです。
白川という川を挟んだ対岸の弓削法皇社と総称して弓削神社というらしく、夫婦円満、子宝、浮気防止、バイヤグラいらず祈願などなどのご利益があるそうです。
特に浮気防止祈願である物に釘を刺して奉納してあるのですが、人の業の深さを垣間見ます。奥の方の林にはわら人形も打ち付けてあるそうなのですが、興味本位で見に行く気にはならないですね。
お近くにお寄りの際はよってみるのもいいかもしれません。
熊本県熊本市龍田町弓削489